肛門を構成している筋肉

肛門には、内肛門括約筋、外肛門括約筋、肛門挙筋といった
いくつかの筋肉によって取り囲まれており、
それぞれ重要な役割を担っています。
たとえば、内肛門括約筋は、普段意識していない肛門の締まりを、
一定に力で保つように自然と締めつけてくれている筋肉です。
逆に言えば、自律神経の元でコントロールされいるので、
自分の意思では緩めたり締めたりできない筋肉ともいえます。
外肛門括約筋の役割は、排便時に際し、肛門周りの筋肉を
締めたり緩めたり自分の意思でで自由にできる筋肉です。
肛門挙筋は、骨盤まわりにある臓器を支える筋肉です。
肛門と一言にいっても、こういった筋肉が複雑に絡み合って、
構成されている部分なのです。
肛門と言葉に出す時、だいたい痔に関することが多いのですが、
こういったことも頭に入れておいてもいいかと思います。

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