便秘と痔のスパイラル

今では、痔で悩む人の多くが便秘との因縁を承知しています。
つまり、便秘と痔は切っても切れない間柄といえなくもありません。
便秘をしていると硬い便を出すために、
どーしても強くいきんでしまいます。
その時、肛門の回りにある静脈がうっ血して、
硬い血豆（いぼ痔）が出来やすくなってしまいます。
また、便秘による硬い便は、肛門を通る時に肛門回りの粘膜を傷つけ、
出血させる場合が多くなってきます。
これが切れ痔です。
どちらの痔になるにせよ、こういった状態では
痛みが伴ってしまうため、それが嫌なために便意があっても
我慢してしまい、便が益々硬くなっていきます。
しかし、結局硬い便を出すことになり、痛めてしまい
より痔になりやすくなります。
こうして痔と便秘の悪循環なスパイラルへと陥ってしまうのです。